3月20日に代々木第1体育館で行われる「K-1ワールドMAX」で、ルカ・チェケッティ(イタリア)とスーパーファイト(-56キロ契約3分3R延長1R)で戦う玖村将史(25=K-1ジム五反田チームキングス)が、K-1のインタビューに応じた。

玖村は昨年9月のK-1スーパーバンタム級王座戦で、3度目の対戦となる王者・金子晃大に挑むも、延長判定負け。再起戦となる今回は、WAKO世界2階級王者で23年9月に「ONE Friday Fights 31」で中国のフオ・シャオロンから判定勝利したルカとの対戦が決まった。玖村はどんな心境で世界の強豪と戦うのか。

 

-3度目の金子戦が終わり、どんな気持ちでここまで過ごしてきたか

玖村 あの試合から半年くらい空いたんですが、最強になることは変わらずに、今まで以上に強くなるためにやってきました。

-敗戦ショックからの気持ちの切り替えは

玖村 悔しい気持ちは今でも残っているし、それは今年に入っても、何をしてもどこかに引っかかっています。でも、10年後に誰が一番強かったのかとなった時に、玖村将史の名前が挙がることを目標にしています。今回は負けてしまったんですけど、10年後や先を見据えた時に、今回の負けが格闘技人生にプラスになっていけるようにしたいと考えています。

-足りないものは見つかったのか?

玖村 足りないというか、なくなっていたことがありました。試合に入り込み過ぎて、自分に元々持っていたことを見失っていたことに気づきました。これからは、自分らしさをもっと出せると思います。

-次戦へ向けては、どんな思いがあるか

玖村 今回、3月20日に代々木第一体育館でRISEとの対抗戦がありますし、その前の3月17日にもRISEで対抗戦があります。その中でも、玖村将史の試合が一番面白かったと言われるようにしたいです。対抗戦に負けないようにしたいです。

-大会名が今年から「K-1ワールドMAX」に変わった

玖村 昨年からReBIRTH(リバース)になって僕も参戦しましたが、今回が本当のスタートだと思っています。今までのK-1MAXは、魔裟斗さんの時代だったと思いますが、これからのK-1MAXは玖村将史の時代にしたいです。

-今回の相手はルカ選手というONEでも戦っていた選手。どんな印象があるか?

玖村 身長はあまり大きくないんですけど、身体とか試合を見てもパワーがあるなと思います。戦績もいいので(49戦44勝10KO5敗)、強い外国人の印象があります。まだ対策は立てていないんですけど、今は感性を高めることに集中しています。これから対策はトレーナーと考えていきます(※インタビューは2月5日)。

-強化してきた点は?

玖村 技を磨くとかはないんですけど、距離感だったり、あとは入り込み過ぎないように上げていきました。

-試合に入り込み過ぎてしまう?

玖村 いえ、元々は俯瞰で見えるように戦ってきたんですけど、強くなろうと思い過ぎて、ここ何年かは入り込み過ぎましたね。その穴が、前回の試合で見えたので修正しています。

-具体的に入り込み過ぎるとは、どんな状況か

玖村 戦いの感性が真面目になり過ぎるというか。例えば、減量中に友達と食事をする時は、カロリー制限があるから楽しくないわけです。でも、気持ちの持ち方ひとつで楽しむこともできる。戦いも、楽しいのか勝ちたいのかで、全然スタイルが変わってくる。前回は、楽しいもあったんですけど、勝ちに執着し過ぎて、一番になりたいと思い過ぎてしまっていました。それは最近、練習していて気づきました。

-それは、ファイトスタイルに影響あるか

玖村 あります。攻撃の質もそうですが、距離感とかも変わってきます。この何年間かは、穴をなくすことに意識し過ぎて、自分にとって良くないところで戦い過ぎました。良いところを伸ばすことをしてこなかったんです。おそらく今回は、みなさんが新しいファイトスタイルを感じると思います。

-どんなフィニッシュをしたいか

玖村 今回の選手はONEにも出ていたということで、対世界へ向けていい相手だなと思います。そんな相手に何をさせずに圧倒的に勝てたら、日本人の強さを証明することができる。今後は対世界を中心に戦えるような結果を残したいです。

-完封?

玖村 完封します。何もさせずに倒す。

-今後のプランは?

玖村 まずはK-1の55キロのベルトを手に入れたいということと、もっとK-1を世界一にしたいという思いがあります。その中で、玖村将史が世界一になりたいです。

-金子選手のことは、どこかで意識している?

玖村 それは、どこかではなく胸の真ん中にあります。絶対に4回目やるために、世界の強豪を倒していって世界一を証明したいです。

-日本の55キロの階級は、世界と比較してどう感じているか

玖村 この階級の日本は選手が揃っていますし、平均的にレベルが高いと思っています。でも、海外のトップは実力が抜きん出ている選手がいると思いますので、ホンマに強い選手を倒していきたいです。

-金子選手がRISEの鈴木真彦選手と対抗戦で戦うが、予想は?

玖村 金子選手が勝つと思います。鈴木選手は流れ的にも良くないと思いますし(RISEでの王座陥落)、穴が見えてきているように感じています。対策するのは、そんなに難しいことではないように思います。

-タイトル挑戦をするためにも、金子選手に勝ってほしいと

玖村 勝ってもらわないと、また(トップ戦線が)ぐちゃぐちゃになってしますので。僕は一番を決めるのは、K-1だと思っています。