注目されていたスペシャルシングルマッチのジェイク・リー対藤田和之は30分時間切れドローに終わった。

試合前から流れを引き寄せようとしたのが藤田。いつものように栄養ドリンク「赤まむし」を持って入場。自らリング上でグイッと口に含むと、後から入場してきたジェイクのコートの中に吐き出した。

グッド・ルッキング・ガイズ(GLG)をけん引するハンサムガイ、ジェイクが嫌悪感をむき出しにして試合はスタートした。

192センチ・110キロのジェイクと、182センチ・115キロの藤田が正面から激突。グラウンドではかつてレスリングで五輪を目指し、MMAでも活躍する藤田と、かつてMMAの試合にも出場し、ブラジリアン柔術にも傾倒するジェイクの息もつけない攻防となった。ジェイクが下から三角絞めを決めそうになる場面もあった。

試合前から藤田がジェイクのことを「リーさんがさ、(全日本から)ノアに来てベルトを取って、ノアは潤いましたか?」と挑発。さらにこの日、開始直前の“赤まむしぶっかけ”で、ジェイクの怒りは沸点に達した。

ジェイクは場外で藤田を鉄柵にたたきつけ、藤田はジェイクが吹っ飛ぶほどのエルボーをたたき込んだ。藤田はグラウンドでジェイクの足を固めて上になると自分の中の“野獣”を解放。狂ったように叫び、ジェイクの首を絞めた。すると今度はジェイクが足4の字固めで藤田を痛めつけた。

両者ブレーンバスターを投げ合うなど、互いが1歩も引かないまま、30分が終了。ドローとなった。

3月31日後楽園ホール大会で、GHCヘビー級王者イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.への挑戦が決まっているジェイクはバックステージで「今決めた。ベルト取ったら真っ先にあいつ指名してやる」と宣言した。