3月30日の大田区大会で全日本プロレス入団を直訴していた“身長2メートル”綾部蓮(27)の入団が1日、正式に発表された。

綾部は全日本プロレス専務執行役員の諏訪魔とともに、全日本本社で行われた記者会見に出席。「全日本プロレスにいままでも参戦させてもらってましたけど、正式に入団させていただいて、また気持ちを新たにやっていくことが今、自分には必要だと思って、入団を直訴いたしました。3冠のベルトはもちろんですけど、その先に行く存在になっていきたいと思っています」と意気込んだ。

諏訪魔も「いかにも、これぞ全日本プロレスっていうのを体現できる人物だと思う。まだまだ体もでかくなるんで“すごいプロレス”っていうものを体現してもらいたいなと思います。彼にしかできないプロレスが絶対ありますから。どう化けていくか楽しみにしてます」と期待をかけていた。

綾部は大田区大会での「Road to チャンピオン・カーニバル・バトルロイヤル」(8人参加)にフリーとして出場。最後は全日本の選手会長・宮原健斗と一騎打ちとなり、18分41秒、シャットダウン・スープレックス・ホールドで宮原に敗れた。

試合後、マイクを持った綾部は「今年に入ってフリーっていう立場になって、どんどん結果を残していかなきゃいけない立場なのにもかかわらず、それどころかどんどん、どんどん右肩下がり、負けてばかりで自分がふがいないですよ。ここ最近はいつも以上にプロレスに向き合って考えました。この現状を抜け出すにはどうしたらいいのか。今の自分に足りないものは何かずっと考えました。そこで1つ、答えが出ました。全日本プロレスに入団させてください!」と宮原に直訴。宮原は自分の全日本ジャージーを綾部に着させ、歓迎する姿勢を示していた。