メインイベント(第8試合)でイリミネーションマッチ(※通常のタッグマッチ形式で試合を行い、敗れた選手から退場。最後まで1人でも残ったチームが勝者となる。試合権利のある選手がトップロープを越えて場外に転落した場合も退場)が行われた。

ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(=LIJ、内藤哲也、鷹木信悟、辻陽太、高橋ヒロム、BUSHI)と、BC WAR DOGS(=WD、デビッド・フィンレー、ゲイブ・キッド、クラーク・コナーズ、ドリラ・モロニー)が対戦。WDには当初予定していた外道ではなく、23日の後楽園大会に乱入し、FBSで内藤をノックアウトするなど無法ファイトで存在感を示したジェイク・リー(ノア)が加わった。

4・29鹿児島大会のIWGPジュニアタッグ王座戦(挑戦者組・高橋ヒロム&BUSHI VS 王者組コナーズ&モロニー)、5・3福岡大会のスペシャルシングルマッチ(辻 VS フィンレー)、そして5・4福岡大会のNEVER無差別級王座戦(王者・鷹木 VS 挑戦者ゲイブ)の前哨戦として、LIJとWDは総力戦を展開した。

シーソーゲームのように両軍の選手たちが脱落し、最後は内藤とジェイクの一騎打ちとなった。ジェイクは23日後楽園大会のように、エプロンの内藤にFBSを食らわせようとする。しかし回避した内藤はジェイクをエプロンに引きずり込むと、水面蹴りからの低空ドロップキックで場外に落下させ、勝利した。

試合後、ジェイクはあっけにとられた表情。辻とフィンレーは挑発合戦を繰り広げる。内藤は寝転びポーズでジェイクを挑発。ジェイクは内藤をにらみつけてからフィンレーとともに引き上げた。

すると鷹木と一緒にプロ野球広島カープのマスコット、スラィリーが登場した。そして内藤がマイクを握り「ここ広島は、オレのホーム。やっぱオレ、マツダスタジアムで試合したいわ」と話すと大歓声が巻き起こった。続けて「まあ、ただオレがやりたいって言ってるだけで正式決定じゃないんでね。そこはトランキーロ、アセらずに新日本プロレスからの発表を楽しみにお待ちください」。

内藤は「じゃあ最後は大合唱しましょうか。2022年8月以来、1年8カ月ぶりの大合唱、みなさま、準備はよろしいでしょうか? 新日本プロレス『Road toレスリングどんたく』広島大会! 最後の締めはもちろん、BUSHI! ヒロム! 鷹木! ティタン! 陽太! スラィリー! イ・内藤。ノスオトロス! ロス・インゴベルナ~ブレ~ス・デ・ハポン!」と、LIJにスラィリーの名前も加えて、ファンと一緒に叫んだ。

スラィリーは巨体ながら、トップロープを軽快に飛び越えてリングイン。そしてLIJとともに記念撮影を行うと、最後は腕を高く掲げて、勝利のグータッチにも加わった。