日本ライト級王者の王者三代大訓(29=横浜光)が6回TKO勝利で初防衛に成功した。5回に右ストレートで同級11位宮本知彰(31=一力)からダウンを奪うと、続く6回開始から一気にラッシュ。同31秒にレフェリーが試合を止めた。三代の戦績は16勝(5KO)1敗1分け。

今年4月、仲里周磨(オキナワ)に判定勝ちして王座奪取に成功して以来、約4カ月ぶりの初防衛戦に完勝した三代は「正直、かたすぎて内容はよくなかったけど、TKOで終われてうれしかった」と笑顔をのぞかせた。

出身地の島根県の知人が大勢チケットを購入してくれていたが、台風の影響で航空便がキャンセルになり、来場できなかったという。「応援に来られなかった方々から試合前にたくさんのメッセージをいただいた。本当に力になった」(三代)。

元東洋太平洋スーパーフェザー級王者で、20年にライト級に上げてからも元世界王者の伊藤雅雪を破るなど無敗ロードを歩んでいたが、昨年4月に韓国で格下の韓国選手に負傷判定負け。思わぬ初黒星を喫したが、これで4連勝として再び勢いに乗った。

同級の東洋太平洋王者宇津木秀(ワタナベ)、WBOアジア・パシフィック王者保田克也(大橋)が他の地域王者との統一戦を希望している。「次こそ統一戦をやりたい。強いと言われている選手をどんどん蹴散らしていこうと思う」。その先に世界を見ていた。【首藤正徳】