比嘉大吾(29=志成)が、引退を表明した。約6年5カ月ぶりの世界戦。王者武居由樹(28=大橋)に接近戦を挑んだ。11回には左フックでダウンを奪取。だが野木トレーナーに「自分に勝て」と言われた最終回に猛攻を浴び、僅差の判定で敗れた。
比嘉は「最後に自分がやるべきことを相手にやられた」と潔く敗北を認めた。その上で「自分の中ではやりきったなという感じがします。楽しい10年間でした」と発言。「引退の意味を含むか」と問われ「自分の中でそうですね。やりきった。悔いはなし。野木さんもわかっていると思う」。
18年4月にWBC世界フライ級王者として臨んだ3度目の防衛戦で、体重超過により王座を剥奪された。一時はライセンス無期停止処分などを科されたが、19年10月に解除。「1回失敗して本当に辞めようと思って。(周囲が)無償でやってくれていた。それに応えたいなと思った」。たどり着いた世界戦のリングで、完全燃焼した。

