プロボクシングIBF世界ライトフライ級2位のタノンサック・シムシー(24=タイ/グリーンツダ)が16日、大阪市内の契約ジムで行われた会見に参加し、6月19日に行われる同級1位のクリスチャン・アラネタ(30=フィリピン)との王座決定戦(東京・大田区総合体育館)への意気込みを語った。
タイからオンライン参加したタノンサックは「今回は世界を取る」と力強く宣言。両者初挑戦となる世界戦を前に自信を見せた。
20年11月にはWBA同級スーパー王者の京口紘人との世界戦が組まれたが、前日計量後に王者京口を含む相手陣営に新型コロナウイルス感染の陽性反応が判明。急きょ中止となった。それ以来となる世界挑戦に「あれから長かったが、いい練習ができた。経験を重ねて、今回の方が自信満々」と勝利を確信する。
家族のためにも、世界王者のベルトを必ず獲得する覚悟だ。タイ・シーサケット出身で、5人きょうだいの2番目。農家の7人家族を支えるために18歳でムエタイからボクシングに転向した。18年6月にプロデビューし、翌年5月にグリーンツダジムの契約外国人選手となった。プロになってからのファイトマネーで地元に4部屋の新築一軒家を建てて、家族にプレゼント。その新居に、ベルトを持って帰るのが今の目標だ。
本石昌也会長は強みを「手数とスタミナ」と話し、22年9月の矢吹正道戦で敗れてからはディフェンス力を大幅に強化したことで隙がなくなった。地元では元WBCスーパーフライ級王者のシーサケット・ルビンサイ(38=タイ)に続くヒーローとされ「シーサケットの再来」とも呼ばれる24歳が、待ちに待った世界戦の舞台で、その力を見せつける。
タノンサックは26日に来日し、大阪で調整する予定となっている。

