新日本プロレス“真夏の最強戦士決定戦”G1クライマックス35で優勝した竹下幸之介(30)が18日、都内の新日本プロレス本社で一夜明け会見に臨んだ。竹下は“今、考えていること”として「来年のG1クライマックスをどうやって優勝するか」「IWGP世界ヘビー級王座の戴冠」の2点を挙げてさらなる飛躍に意欲を見せた。以下、主な一問一答。
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-一夜明けて周囲の反応は?
「僕はこれまでDDTでもAEWでもたくさんのベルトを取ってきましたけど、祝福していただいた数では今回が一番多かったと思います。たくさんメッセージをいただきましたけど、僕がまず試合が終わってバックステージに帰るまで最初に感謝を伝えたのは、ずっとこの1カ月、セコンド、そしてタッグパートナーでいてくれたロッキー・ロメロ。ロッキーがこの1年間、G1だけでなくアメリカでもメキシコでも、いつも僕と同じスケジュールで、時にはセコンドについて支えてくれました。ロッキーに僕は言いました『キープ・ゴーイング(続けていこう)』と。もっとロッキーを高い場所に連れていくよと約束したんで」
-現IWGP世界ヘビー級王者ザック・セイバーJr.選手からベルトを取りたいということですが、ザック選手の強さとは
「ザック・セイバーJr.のプロレスというものを持っていること。僕も常にそういうものを探しています。ザックはそれを持っているから。そういう個性を持った、一つの道を究めたチャンピオンと戦いたい。大阪の(G1)公式戦では初対戦でタップアウトしましたけど、半分絞め落とされてましたし、こないだの有明アリーナ準決勝では僕が結果的に勝利を収めましたけど、途中で意識を飛ばされ、控室に帰った時にはここがどこかも分かっていない、そういう状況まで追い込まれて。それはやっぱり強いから、ザックが。僕は強いやつに勝ってIWGPのベルトを巻きたいんで。だからザックにもう1度、僕の前に立って欲しい」
-5月に女子プロレスラー坂崎ユカ選手(AEW)との結婚を発表されました。どういうプラスがありますか
「妻はアメリカにいて、僕は日本で1カ月間戦った。だから距離としてはすごい離れてるんですけれども、常にメッセージだったり、電話もそうですけど、常に励ましてくれてます。僕が不安な時に、試合前とか前日とかに、妻が僕にかける言葉は一言だけで『竹下幸之介が1番だから』と、それだけ言ってくれるんです。それで僕もリングに立ててるというか。リングの上でやっぱり1人なんで、いかに良いメンタルで入場ゲートをくぐるかっていう、そこが僕は何よりも大事かなと思ってますんで。常にそういう部分でいつも支えてくれてます」
-奥さまの一番好きなところはどこですか
「強いところですかね。僕も強さを常に追い求めて、DDTでデビューした時からそうですけど、なめられたくないっていう、その一心でプロレス頑張ってるんですよ。僕らが子供の頃って格闘技ブームで、プロレスが下火になってて。でも僕は子供の時からプロレスが好きで。プロレスって言うと、もう大人からもバカにされるような『まだプロレス好きなの?』っていう、そういう時代で僕は生きてきたんです。だからプロレスをなめられたくない、だから強くありたいって、ずっとそういうメンタルでいるんですけど、それを後押ししてくれてるのが妻なんで」
-竹下選手は3団体所属(新日本、AEW、DDT)ですが、新日本で戦う時はご自身をどのような立ち位置だと思っていますか
「これは新日本プロレスで戦う時に限らずAEWでもDDTでも、最近だとメキシコのCMLLでもそうですけど、戦っているのは僕なんで。竹下幸之介として戦っています。全部僕なんで、そこの線引きみたいなものは全くないんですよね。まあ所属はしてますけど“外敵”でもいいと思うんです。その方が面白いから。生え抜きの選手たちが今の僕を見て『お前は新日本プロレスの道場でスクワットしてないだろ、腕立てしてないだろ』、そう思ってくれてもいい。逆に僕は皆さんがしてない経験をしてきてるんで。僕は僕の矜持(きょうじ)があるし、新日本プロレス生え抜きの人たちはその矜持があると思うんで。それを戦いの中で昇華させていければ、僕のやりがいがあります」
-DDTのファンに向けてメッセージはありますか
「かつてDDT所属から、新日本プロレス所属になってG1クライマックスを取った人ってケニー・オメガ、飯伏幸太がいると思うんですけれども、たぶんその2選手は、その時はDDTには所属してなかったと思うんですね。今回DDT所属のレスラーがG1クライマックスを取れたというのは僕が見せられる一つのドラマティック・ドリームだったんじゃないかなと。今度11月3日、両国国技館ではTHE RAMPAGEの武知海青とタッグを組むことも決まってるんで。G1覇者の竹下と武知海青がタッグを組む。こうやって1つずつ夢を大きくしていきたい。僕をプロレスラーにさせてくれたのはDDT。こうして恩返しができれば、プロレスラー冥利(みょうり)に尽きますね」
-来年1・4東京ドームにIWGP王者として立ちたいということでした。ということは年内にザック選手からベルト奪取ということですよね
「そうですね、僕はそれを希望してます。僕はいつでも日本に来る準備はしてるし、一度も新日本プロレスのスケジュールのオファーを断ったことはないんで。僕は何往復でもする気でいますから、日本とアメリカを。竹下を呼ぶ舞台が整ったら、そこでその時のIWGP王者に挑戦したい。G1覇者としてわがままを言うなら年内、近いうちにやりたいなと思ってます」

