プロボクシングWBO世界バンタム級王者武居由樹(29=大橋)が最強挑戦者を撃破し、ビッグマッチにつなげる。14日、名古屋・IGアリーナで同級1位クリスチャン・メディナ(25=メキシコ)との3度目の防衛戦を控える。

12日には名古屋市内のホテルで公式会見に臨み、挑戦者メディナと初対面を果たした。武居は「今日、初めて会ってコンディション良さそうで気合も感じられる」と気持ちを高ぶらせた。

元ムエタイ王者でアマチュア経験豊富な「歴戦の雄」ユッタポン・トンデイ(タイ)から計3度のダウンを奪って127秒TKO殺して以来、約4カ月ぶりのリング。昨年12月、全治4週間という右肩関節唇損傷からの復活を証明。所属ジムの大橋秀行会長(60)は「武居由樹は、この試合をクリアすれば来年いろいろな景色が広がる。負けられない1戦になる」とメディナ撃破がビッグマッチにつながることを予告した。

メディナは昨年、3度来日してWBA、WBC世界同級1位那須川天心(27=帝拳)の練習パートナーを務めている。武居が将来的な対戦を希望する那須川の「盟友」メディナとの激突は今後を占う上でも重要なリングとなる。また世界ボクシング界を席巻しているサウジアラビアのボクシング興行「リヤド・シーズン」などを運営する同国総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官(44)からも参戦オファーも受けている立場だ。

それでも武居は「もう、本当に正直、この先のことはまったく考えていない。WBO世界バンタム級王者として格の違いを見せるだけ。コンディションはばっちりですし。メンタル面でも武居由樹らしさを出したい」とメディナ戦だけに集中していた。