プロボクシング日本バンタム級王者でWBA世界同級4位の増田陸(28=帝拳)が11月24日、トヨタアリーナ東京でWBC世界同級14位のホセ・カルデロン(22=メキシコ)と同級10回戦に臨むと9日、発表された。同日、東京・新宿区の所属ジムで会見した。
今年6月、ミチェル・バンケス(ベネズエラ)との世界ランカー対決で1回KO勝利して以来、約5カ月ぶりのリングとなる。
左一撃での衝撃KO劇を振り返りつつ「前回に続いて世界ランカーとの対決にワクワクしている。この試合をしっかりクリアし、この試合が世界前哨戦になるようにしたい。前回を超える衝撃的な試合を結果的にお見せできればいいと思っている」と言葉に力を込めた。
対戦相手となるカルデロンは昨年11月の最新試合で元WBC世界同級王者アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に勝利し、WBC中南米同級王座を獲得している強敵。増田は「メキシコの長身のオーソソックスの選手。元世界王者に勝っている実力は認めた上で自分のボクシングをしっかりと展開できるようにしたい」と気持ちを引き締めた。
前回の世界ランカー対決に勝利し、主要4団体のランキングも着実に上位へとアップ。カルデロン戦に勝てば、さらなるランクアップも期待できる。増田は「自分自身と周りが納得できる内容で勝って前哨戦にできればいいと思っている。目の前の試合をしっかりとやっていくことが1番。先を見すえて最短で世界挑戦もすてきだが、自分にしかできないボクシングを展開していきたい」と強い決意を示した。
8月には2度、4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(32=大橋)のスパーリング相手を務め「1番は気持ちの面で大きな自信になった。井上選手からパートナーを頼まれたことが光栄ですし、しっかりと務めることができたという事実が大きな自信になっている」と手応え。さらに今月6日には所属ジムで史上初の3階級4団体統一を成し遂げたテレンス・クロフォード(38=米国)と対面。増田は「とても落ち着いていて姿勢、立ち姿がきれいで格好良かった。特別なチャンピオンだなと思った」と、さらなる“刺激”を受けた様子だった。
なお同日には東洋太平洋フェザー級王者でIBF世界同級7位の中野幹士(30=帝拳)が同級5位ライース・アリーム(35=米国)との同級挑戦者決定戦に臨むことも決定。21年世界選手権で日本人初の金メダルを獲得したWBOアジア・パシフィック・バンタム級王者の坪井智也(29=帝拳)が元WBC世界スーパーフライ級王者のカルロス・クアドラス(37=メキシコ)と同級10回戦で拳を交えることも決まった。メインイベントはWBC世界同級王座決定戦が組まれ、同級1位那須川天心(27=帝拳)-同級2位井上拓真(29=大橋)戦が発表済みだ。
前売りチケットは10日午後6時からローソンチケットで販売開始される。

