<スターダム>◇24日◇東京・後楽園ホール◇観衆1030人

 引退を発表した愛川ゆず季(29)が、高橋奈苗の持つ団体最高峰ベルト「ワールド・オブ・スターダム王座」に挑戦したが、あと一歩届かなかった。

 来年4月29日の両国大会での引退発表後の初戦は、時代を変える一戦だった。王者の大技ラッシュに耐え、得意のゆずポンキックから猛虎原爆固めで追い込んだが、経験豊富な相手を超えることはできなかった。

 愛川は「今日は赤いベルトを獲ることしか考えていませんでした。応援してくれた人、突然の引退発表でごめんなさい」と、ファンへ謝罪した。そこに宝城カイリが突然リングイン。「ゆず季さんに自分はデビュー戦の相手をしていただいていたんですが、自分とシングルやっていただけないでしょうか。白いベルトをかけてお願いします」と言えば、愛川も「宝ちゃんには負けちゃいけないと思うので、喜んで相手します」と受諾。次は自ら保持するワンダー・オブ・スターダム王座を防衛する立場になるようだ。