スーパーライト級で、元WBA、WBC世界スーパーウエルター級王者輪島功一氏(83)の孫・磯谷広太(19=三迫)が「父兄超え」となる東日本新人王獲得に成功した。決勝で竹内凰騎(19=T&T)との同級5回戦に臨み、3-0の判定勝利。2回に左ストレートでダウン奪取するなど、ジャッジ3人がフルマークをつける快勝劇だった。全日本新人王決勝(12月19日、東京・後楽園ホール)進出を決め、祖父に続く頂点を狙う。

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感慨に浸った。2度目の挑戦で東日本新人王となった磯谷は「昨年、この(決勝の)リングで悔しい思いをして1年。ボクシングしてきた中で一番うれしい」と達成感を口にした。好戦的な相手に対し、サウスポースタイルでワンツーからの右アッパーを軸に圧倒し、ダウンも奪取。今大会の技能賞にも選出され「昨年よりも成長できたのは気持ち。『倒して勝つ』という気持ちが1番の成長」と笑顔を浮かべた。

元日本ランカーの父和広トレーナー(53)とWBOアジア・パシフィック・ウエルター級2位の兄大心(25=三迫)は東日本新人王獲得を逃した。磯谷家初の称号だった。決勝までは父が現役時に使っていたトランクスを着用。「これで父に返します。父と兄が取れなかった分、自分が勝とうと思っていた」と高揚感を漂わせた。

次は祖父に続く全日本新人王獲得が目標となるため「祖父にトロフィーをみせて報告したい」と口にした。決勝に勝てば日本ランキング入りも約束される。磯谷は「全日本はKOで。もっと進化した姿をみせたい」と意気込んだ。【藤中栄二】