大相撲九州場所(8日初日、福岡国際センター)の新弟子検査が2日、福岡市内の病院で行われ、モンゴル出身の“脱サラ力士”ラウバスレン・ミャンガンバヤル(24=大嶽)が参加した。

身長169センチ、体重126キロを記録して、167センチ以上、67キロ以上の体格基準を満たした。「日本に来た時に、大相撲に入るという目標があった。うれしい」と笑顔を見せた。

15歳で来日し、福岡・希望が丘高校に相撲留学。東洋大4年時に全国学生選手権でベスト16入り。三段目最下位格付け出しの資格を得ていたが、外国人力士は1部屋につき1人とするハードルを超えられなかった。

大学卒業後は、六本木にオフィスを構える不動産会社で、ワンルームマンションの営業を担当。テレアポをする日々で、角界入りは「半分は諦めていた部分はあった」と明かした。

社会人になってから稽古はせず、最大135キロあった体重は、103キロまで減少。

それでも「大相撲に挑戦したい気持ちはあった」と夢を捨てきれなかった。

昨年の全日本選手権の会場に足を運び、大嶽親方(元幕内玉飛鳥)に直談判。「会場で親方を見つけて、自分からあいさつした」と“飛び込み営業”した。

熱意が伝わって入門が決まり、2月に退職。今年3月から部屋で研修を始めた。

体重は126キロまで戻し、土俵で自身を売り込む準備は整った。

「横綱を目指す。できるだけ早く関取になって、応援してもらえる力士になりたい」と新たな仕事を待ちわびた。【飯岡大暉】