4年後に、相撲の聖地で「巡業」が開催されるかもしれない。

 日本相撲協会でナンバー2の事業部長を務める尾車親方(58=元大関琴風)が23日、都内で遠藤利明五輪担当相(66)と会談し、20年の東京五輪終了後に両国国技館で夏巡業を開催する案が浮上したことを明かした。国技館はボクシング競技の会場で使用されるが、約2週間後に開幕するパラリンピックには同競技がない。外国人観光客も多いため「リングを土俵にすればできるんじゃないか。日本の伝統文化を発信するチャンス」と、国技普及に意欲を示した。

 巡業は本来、相撲の普及などの目的で、本場所が行われない地方で開催される。国技館での巡業は異例とも言えるが、巡業部長も兼任する尾車親方は「日本で五輪をやるのが珍しいんだから、それぐらいはいいんじゃないか。しょっちゅうあることじゃないから、できる限りのことはやりたい。俺が現役ならやってみたい」と、実現を夢見ていた。