綱とりを目指す大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)は、連敗を防いだ。

 東前頭3枚目の碧山(29=春日野)を張って止めると、左四つからがぶり寄り。最後は右から突き落として、再び白星をつかんだ。「考えていった。流れのある相撲が取れて、前に攻められて、昨日の反省を生かした。勝たないと、おもんないね」と満足そうにうなずいた。

 前日の隠岐の海戦では、立ち合いの圧力で圧倒して前に出ながら、土俵際で逆転のはたき込みを食らった。自身の相撲ができていただけに「悔しい。余計に悔しい」とも。ただ「引きずっても仕方がない」と切り替えて、次の一番に集中。そのために、前夜は基礎トレーニングを行い、体に刺激を入れていた。

 「モチベーションやメンタル面で、上を向いていかなアカン。(優勝を)自分でつかまなアカンから。下を向いたら、つかまれへんからね」。勝ったからこそ、楽しそうに会場を後にした。