東前頭3枚目から新三役を狙う大砂嵐(24=大嶽)が、今年も戒律を守り勝負の名古屋場所(10日初日、愛知県体育館)に挑む。エジプト出身でイスラム教徒の大砂嵐は、先月6日からラマダン(断食月)入りし前日5日に終了。6日の稽古中、力水を飲み、稽古後にはトマト鍋中心のちゃんこを胃袋に詰め込んだ。

 ラマダン中は日中の飲食は厳禁。夜7時過ぎに1食目を口にし真夜中にも軽食を取って過ごした。角界入り後、ラマダンは5回目。これまでは体重減に陥り、夏場の日中に水分摂取できない苦しさもあったが「今回は1カ月前と体重も変わらない。体調も問題ない」。敬虔(けいけん)な教徒として「(断食は)当然のこと。名古屋場所は、やるしかないという気持ちで臨みます」と気丈に話した。場所にかかることなく、初めて名古屋場所前にラマダンが終わった「運」も味方に、夏の陣に挑む。