2横綱2大関を破って勢いに乗る東前頭筆頭隠岐の海(31=八角)が、勝ち運にも恵まれて初日5連勝とした。
東7枚目松鳳山(32=二所ノ関)を両手で抱えて前に出たが、土俵際で左に回り込まれると2人同時に土俵の外へ。4日目の大関照ノ富士戦と似たような展開に「自分が早くなかったですか?」。だが物言いがつくと、同体取り直しとなった。
取り直しの一番は、相手の仕切りの変化を見逃さなかった。「あからさまに変わっていたので、張ってくるなと思った。左を差して寄っていっても、前はきめられたので、浅く、浅く」。相手の差し手を右でおっつけて押し出し、白星を拾った。上位戦が続いた直後の平幕戦には、落とし穴もあるもの。だが「松鳳山も(元)三役ですから、気持ちは変わらなかった」と冷静だった。
勝ちっ放しは早くも、大関豪栄道と2人だけになった。内容には決して満足していないが「内容が悪くても、勝ち続ければ『良い』と言われることもある。そういう経験があって、今がある。まだ勝ち越してないし、何が起こるか分からない。油断せず、1日1日、しっかり調整して(土俵に)上がりたい」と気を引き締めた。

