角界に衝撃が走った。大相撲の横綱日馬富士(33=伊勢ケ浜)が、10月の秋巡業中に行われた酒席で、東前頭8枚目の貴ノ岩(27=貴乃花)に暴行を加えていたことが14日、分かった。

 

 石原藤樹・北品川藤クリニック院長(貴ノ岩の診断結果と治療について)「当初は軽い脳振とうと外傷くらいに思って翌朝、稽古したのだろう。頭痛が治まらず、改めて診察を受けたと思うが、全治2週間は短い。比較的軽いと思う。骨折があれば3週間は絶対安静、全治1カ月とするのが一般的だ。暴行から10日後の11月5日から5日間入院したのも治療にしては短く、検査入院だったのでないか。髄液漏は頭部に強い衝撃を受けて髄膜が切れ、髄液が鼻などに漏れ出す症状だ。安静にして自然に閉鎖するのを待つ。頭蓋底骨折は箇所によっては神経まひなどの症状が出るが、診断からすると、そうした症状は出ていないのでないか」