元横綱日馬富士関(33)の暴行問題を調査している日本相撲協会危機管理委員会の鏡山部長(59=元関脇多賀竜)が8日、都内の貴乃花部屋を3日ぶりに訪問した。前回は、暴行を受けた平幕貴ノ岩が冬巡業を休場している件で、師匠の貴乃花親方に診断書提出を促したもの。今回、鏡山部長は「危機管理委として、お話を伺いたいということで伺いました」と明かした。

 元日馬富士関は11日にも書類送検の見通しで、その後は貴乃花親方も危機管理委に協力予定。貴ノ岩への事情聴取を速やかに行う準備として、再訪問したとみられる。書類をポストに入れて引き揚げた前回とは異なり、今回は滞在約1分ながら部屋で手渡し、半歩前進。電話が通じない貴乃花親方とは、この日も対面できなかったが、鏡山部長は「部屋の中にいた人に書類を渡しました」と話した。