日本相撲協会は12日、大相撲初場所(14日初日・両国国技館)の休場を届け出た東十両11枚目の宇良(25=木瀬)について、「右膝前十字靱帯(じんたい)断裂で現在加療中。1月場所の休場を要する」との診断書を公表した。全休の見通しで来場所の幕下転落が確実。

 小兵の業師で人気の宇良は、昨年7月の名古屋場所で右膝を負傷し、9月の秋場所を途中休場。全休した11月の九州場所後に手術を受け、3場所連続休場となった。

 西十両9枚目の豊響(33=境川)は不整脈で休場。師匠の境川親方(元小結両国)は「約1週間前から具合が悪く、大事を取った。回復しているので途中出場する」と話した。