元大関で十両8枚目の照ノ富士(26=伊勢ケ浜)の幕下陥落が決定的となった。十両12枚目朝弁慶(29=高砂)に押し出され0勝5敗6休。今場所は3連敗の後、左膝外側半月板損傷で4日目から休場し、この日から再出場したが白星はならなかった。

 関取の座を死守するのは5連勝が必須だった。これで十両残留は限りなく厳しい状況に。昭和以降では初となる大関経験者の幕下陥落が決定的となった。

 照ノ富士は昨年秋場所限りで14場所務めた大関から陥落。その後も左膝のけがや糖尿病で休場するなどし、先場所は大受、雅山、把瑠都に続き、元大関として4人目の十両落ちとなっていた。