大相撲の宮城野部屋が17日、滋賀・長浜市で13日から行っていた合宿を打ち上げ、横綱白鵬(33=宮城野)は終始ファンサービスに徹した。

 稽古の最後に、長浜市内の子どもら約40人と相撲を取り「できるだけ多くの子どもたちと肌を合わせることを心がけた。合宿の最後にいい稽古でした」と、充実の表情で振り返った。その後も、集まったファンらと写真撮影を楽しむなどリラックスした様子だった。

 毎年恒例となっているファンに振る舞うちゃんこを、今年は1200人分用意。稽古後には、白鵬自らが稽古場の外に用意された仮設のちゃんこ場に入り、ファンに手渡した。

 今合宿は14年から毎年名古屋場前に行われている。合宿後の名古屋場所は14、15、17年で優勝を果たしていて「いろいろなことを名古屋で達成しているから縁起がいい」と笑顔。昨年九州場所以来、今年初の優勝に向けて準備を着々と進めている。