新十両で西十両12枚目の千代の海(25=九重)が関取初白星を飾った。

 若■景(23=荒汐)に対し立ち合いは互角だったものの、その後は付けいる隙を与えず土俵際まで追い詰め、押し出しで完勝した。「立ち合いの後は自分の流れ。しっかり相手が見えていた」と冷静だった。幕下で相撲を取っていた時に比べ観客も増え、付き人も付き「いろんな人に支えられてるので、しっかり勝たないといけない」と責任感も口にした。

 出身地の高知が記録的な豪雨で土砂崩れなどに遭うも、実家は無事とのこと。「雨に話題を取られないようにしたい」と勝利で地元を盛り上げることを誓った。

※■は隆の生の上に一