両横綱が3連勝を飾った。

 初の3場所連続優勝を狙う鶴竜(32=井筒)は、前頭筆頭の正代(26=時津風)を右からの出し投げで崩し押し出した。

 今年初、41回目の優勝を狙う白鵬(33=宮城野)は、前頭筆頭の琴奨菊(34=佐渡ケ嶽)を右からすくい投げた。

 新大関の栃ノ心(30=春日野)も、小結松鳳山(34=二所ノ関)の両外まわしを引いてつり出し3連勝とした。

 休場明けでかど番の大関高安(28=田子ノ浦)に土がついた。前頭2枚目千代の国(27=九重)を下手投げで下したと思ったところを残され、食いつかれて左小手投げに敗れた。

 先場所途中休場でかど番の大関豪栄道(32=境川)は、前頭2枚目勢(31=伊勢ノ海)を寄り切って2連勝とし、白星を先行させた。

 人気力士の前頭6枚目遠藤(27=追手風)は、同8枚目千代翔馬(26=九重)の立ち合いの変化にも動じず、左を差しての切り返しで3連勝を飾った。