中入り後の土俵で、けが人が相次いだ。

東前頭15枚目の千代の国(28=九重)は西前頭11枚目の勢(32=伊勢ノ海)に押し倒された取組で、左膝を負傷。倒れたまま動けなくなり、車いすに乗って退場した。千代の国は9日目まで1敗を守り、優勝争いを繰り広げていただけにあまりに痛い敗戦となった。

続く一番では、西前頭14枚目の琴勇輝(27=佐渡ケ嶽)が負傷。東前頭10枚目の宝富士(31=伊勢ケ浜)に送り出された際、膝を痛めて土俵下で立ち上がれなくなった。

両者とも両国国技館内の相撲診療所で診察を受けたが、11日目以降も出場できるかどうかは不明。