元横綱稀勢の里の荒磯親方(32)が銅像になる!?

18日、地元茨城・牛久市で行われた郷土後援会による「激励会・感謝のつどい」に参加。1月の初場所中に引退後、地元に戻るのは初めてで、約400人の参加者に大歓声で迎えられた。

2年前の同日に、初優勝と横綱昇進を祝うパレードを実施した同市での人気は依然として絶大。郷土後援会長代理で、同市の根本洋治市長(66)は「現役中は難しかった銅像やミュージアムを作りたい。牛久の誇りですから」と力説した。

同市が運営する同後援会は、新規会員は募集しておらず、9月29日の引退相撲で活動を終える。発足から15年で今回が最後の会合。相撲協会の取り決めで、1年以上は田子ノ浦部屋の部屋付き親方として活動するが、根本市長は「荒磯部屋が立ち上げられたら、また新たな後援会を発足させたい」と継続支援の構えだ。

現在は市内の小中学校に1つもないが「学校に土俵を作って部屋の合宿でも利用してほしい」と計画する。

JR牛久駅前に手形があり、市役所には横綱の綱やのぼりを飾るなど同市は相撲色が強い。この日、荒磯親方は弟弟子の大関高安と、16日に約15番の三番稽古を行ったと明かし「一皮むけた」と語った。また「次の世代の力士を育てることが使命」と力説。地元の継続支援に応えるように、指導者として尽力することを誓っていた。【高田文太】