大相撲夏場所で初優勝した前頭朝乃山(25=高砂)が、名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けて「優勝ルーティン」を継続する。

6日に都内の部屋で稽古後、名古屋場所前は精力的に出稽古する計画を明かした。同場所の部屋宿舎は、他の部屋とは離れた愛知・蟹江町に構える。入門以来、過去3度の同場所前は出稽古せず部屋で稽古。だが「強い人の胸を借りに行きたい。待っていてはダメ。自分から行く」と、横綱鶴竜らが出稽古に来る時津風部屋などを候補に、夏場所前同様の稽古を課す決意を語った。

この日は優勝額用の写真撮影や都内で行われた富山県人会出席など、多忙を極めた。それでも県人会では「この優勝に満足せず、平常心で勝ち越しを目指します」とあいさつ。約900人の参加者から「日本一」などの歓声を受けていた。