元五輪レスリング女子フリースタイル55キロ級3大会連続金メダリスト吉田沙保里さん(36)がNHK中継のゲストで来場、横綱白鵬と旧交を温めた。

中継終了後、支度部屋前まで足を運び報道陣の要望に応えて2ショット撮影に応じ、シャワーのようなフラッシュを浴び「結婚みたいですね」と驚きの笑みを浮かべた。

白鵬を「安定した強さなどお手本になる」と評し、勝ち越しを決めたこの日の正代戦を「今日は気持ちが先走ったところがあったと思いますが、止められる強さ、足腰の強さがあります」と分析した。

現役時の交流だけでなく、引退後に取材もした。「30歳を超えてからの練習は、質と量のどちらが大事かという話で、私は質と思っていて、白鵬関も同じように考えていた」という。

「レスリングは3分あるけど、相撲は一瞬。手も膝も着いちゃいけない。マットより狭い土俵で、大きな体で戦う。それが2週間(15日間)続く。勝ち続ける大変さはすごく分かるし、共感しますが、私より大変だと思います」。一方で年齢の近さにシンパシーを感じており「女性の私でも(34歳まで)頑張った。辞めるのはいつでも辞められるから、今しかできないことを頑張っていただきたい」とエールを送った。