大関陥落後、序二段から10場所ぶりに十両に復帰した西十両13枚目の照ノ富士(28=伊勢ケ浜)が、東十両12枚目の朝玉勢(26=高砂)を寄り切りで下し、十両唯一の初日から5連勝とした。

立ち合いは左で張って右を差し、「離れたらちょっと危ない場面も出てくる訳だから。離れないように近づいて、近づいて」としっかりと胸を合わせた。左も差してもろ差しになると、まわしをがっちりつかんで寄り切った。

序盤戦を終えて、十両で唯一の全勝キープ。危なげない相撲が続いているが「あと10日間あるので」と引き締めた。幕下以下と違って取り組みが毎日あるが、疲労に関しては「まだ大丈夫です」と元気そうに話した。