大相撲初場所後に引退した元大関豪栄道の武隈親方が9日、東京・両国国技館で行われた大相撲トーナメントで解説者デビューを果たした。

幕内力士によるトーナメントの地上波放送で、向正面から解説。冒頭では「少し前まで本土俵で戦っていたので不思議な感じ」と心境を明かした。

同学年の荒磯親方(元横綱稀勢の里)とのダブル解説だった。決勝では互いの弟弟子、関脇高安と前頭妙義龍が対戦。埼玉栄高の同級生でもある妙義龍は惜しくも敗れ「優勝すると思ったんやけどな~」と残念がっていた。

初めての解説は「自分が感じたことを説明するのは簡単じゃない。難しい」と苦戦した様子だったが「勉強ですね。これからは伝えることも大事。社会人のマナーも含めて大事ですね」と充実した表情を見せた。