厳戒態勢の中、いよいよ7月場所を迎える。新型コロナウイルスの影響で無観客で開催された3月の春場所、中止となった5月の夏場所を経て、約2500人の上限を設けて観客を動員。
新大関の朝乃山が白星発進した。前頭隆の勝の突き、押しを受け止めつつ、下からあてがって反撃。相手が体勢を崩したところを、すかさず送り出す完勝だった。かど番の大関貴景勝は、同じ押し相撲の豊山を立ち合いから圧倒して押し出した。
両横綱は明暗が分かれた。白鵬は小結隠岐の海に攻め込まれたが、肩すかしで破った。鶴竜は、横綱としては珍しい腰砕けで東前頭筆頭の遠藤に敗れた。右足で裾払いを仕掛けたが空振りし、そのまま倒れて苦笑いを浮かべた。遠藤は7個目の金星となった。
白鵬 | 〇 | 肩透かし | ● | 隠岐の海 |
遠藤 | 〇 | 腰砕け | ● | 鶴竜 |
貴景勝 | 〇 | 押し出し | ● | 豊山 |
隆の勝 | ● | 送り出し | 〇 | 朝乃山 |
正代 | 〇 | 上手投げ | ● | 阿武咲 |
宝富士 | ● | 寄り切り | 〇 | 御嶽海 |
大栄翔 | 〇 | 押し出し | ● | 霧馬山 |
輝 | 〇 | 押し出し | ● | 碧山 |
阿炎 | ● | 突き落とし | 〇 | 北勝富士 |
照ノ富士 | 〇 | 押し出し | ● | 琴勇輝 |