現役最年長力士の西序二段68枚目華吹(50=立浪)が“92歳対決”に敗れた。

93年春場所が初土俵の東序二段69枚目天一(42=山響)と対戦。2人の年齢が合計して92歳となるベテラン同士の一番は、天一が立ち合いから一気に持っていく電車道で白星を挙げた。合計92歳の対決は、昭和以降最高齢の記録になる。

2人の対戦は1996年(平成8年)名古屋場所以来、24年ぶり。当時は両者とも三段目で、華吹が改名前の立山口として押し出しで勝った。今回、天一が雪辱するかたちとなった。

敗れた華吹は5月28日に50歳の誕生日を迎え、昭和以降では初となる50歳での現役力士となった。86年春場所が初土俵。現役で唯一、昭和、平成、令和の3つの元号をまたいで土俵に立ち続けてきた。