日本相撲協会は17日、東京・両国国技館で「大相撲の継承発展を考える有識者会議」の第7回会合を開いた。歌舞伎役者の松本白鸚氏以外の7人が出席。

プロ野球ソフトバンク会長の王貞治氏は、相撲と野球の共通点について話したという。山内昌之委員長は「『コツ』という言葉が印象的だった。相撲も野球も『コツをつかむことが大事』だと。多くの稽古と鍛錬によって(先が)見えてくる」と王会長の話の内容に触れた。師匠や弟子の関係性や、大相撲の伝統継承などについても、話し合われたという。来年3月をめどに提言書と自己規律指針をまとめる。