大相撲の元横綱大鵬の孫で11月場所後に新十両昇進を果たした王鵬(20=大嶽)が4日、北海道弟子屈町で行われた、化粧まわし贈呈式に出席した。

同町は大鵬の出身地で、同町の後援会から来年1月の初場所(10日初日、東京・両国国技館)での土俵入りの際に締める化粧まわしを贈られた。「1月場所から慣れない15日間の相撲になる。しっかり自分らしい相撲を取れるように頑張っていきます」と決意した。

同町のシンボルの屈斜路湖と摩周湖、そして大鵬をイメージした鵬が描かれた化粧まわし。大鵬と同じ弟子屈高出身で、相撲錦絵師の木下大門氏がデザインを手掛けた。木下氏は、屈斜路湖が大鵬の横綱土俵入りを横から見た時の形、摩周湖がそれを見守る王鵬の横顔の形と重なると説明。王鵬は「いろいろな思いが込められていて身が引き締まる思いです」と感激した。