大相撲11月場所限りで現役を引退した元大関琴奨菊の秀ノ山親方(36=佐渡ケ嶽)が12日、千葉・松戸市の部屋で関取衆を指導した。

現役時代と同じく、まわし姿で稽古場に降りた。部屋付き親方として後進の指導にあたる立場となり「その子が考えている相撲にたどりつけるようにサポートしたい。自分の現役時代と照らし合わせて」と、親方としての意気込みを語った。

部屋では特に琴勝峰、琴ノ若の若手2人が伸び盛り。「その子たちの本質をどこまで出せるかになってくる。そこを気付かせてあげたい。親方になっても力士のときと同じ目線でしっかり指導していきたい」と意欲。秋場所で負傷した左ふくらはぎの状態については「治りが早い、びっくりするほど」と笑みを浮かべて説明した。