綱とりどころか、7敗目を喫し崖っぷちに立たされた大関貴景勝(24=常盤山)に、協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)がいま一度、奮起を促した。

平幕の遠藤(30=追手風)を、いなして呼び込みピンチを招き、反撃するも足がついていかず引き落とされバッタリ。「いなさずに、そのまま押し込めばアレは食わない」と相撲内容の悪さを指摘。「我慢できなかった。(逆に)遠藤は後ろに余裕があるから(引きが)効く」と貴景勝のかみ合わない相撲を分析した。その上で「大関としてのプライドを持ってやらないとね。『負けてたまるか』という」とハッパを掛けた。