関脇隆の勝(26=常盤山)が連敗を「5」で止めて、4勝6敗とした。

幕下、十両時代を含めて過去6戦6敗という東前頭2枚目明生が相手だったが「苦手(な相手)とか関係なく前に出て攻めていこうと思った」と、鋭い出足から果敢に当たっていた。押し込んだ土俵際で突き落とされて物言いがついたが、隆の勝に上がった軍配は覆らなかった。「思い切りいこうと思っていた。(連敗は)抜け出せると思っていた。苦しかったけど、これからもう1回仕切り直したい」と話した。

昨年11月場所の新関脇から3場所連続で勝ち越しており、次期「大関候補」として期待を集める。三役の座を守りたい残り5日間に向けて「今日みたいな相撲が取れれば」と意気込んだ。