大関貴景勝(24=常盤山)は、優勝が遠のく痛恨の3敗目を喫した。

3敗の西前頭8枚目遠藤との結びの一番。立ち合いから押し込んだが、土俵際に落とし穴。遠藤にヒラリと左にかわされて突き落とされた。倒れ込んだ土俵下で首をひねり、悔しさをにじませた。

千秋楽は照ノ富士との直接対決が予想されているが、2差をつけられてしまい自力優勝が消滅。14日目に照ノ富士が遠藤に勝てば、照ノ富士の優勝が決定する。

それでも、他力ながら優勝の可能性は残されている。貴景勝は「しっかり考えて、また明日やっていきたい」と切り替えに努めた。