日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は22日、報道陣の電話取材に応じ、協会のコンプライアンス委員会による大関朝乃山(27=高砂)の聞き取り調査が21日に行われたことを明かした。朝乃山は夏場所前の緊急事態宣言中に、キャバクラに複数回行くなどし、協会作成の新型コロナ感染対策ガイドライン違反を犯していた。

夏場所後の27日に定例の理事会を予定しているが、同会で朝乃山の処分が決まるかについては「そこには出ないと思います。そんなに早く出ない」と話した。朝乃山は当初、協会の聞き取り調査に対してキャバクラ通いを否定していたが、再度の調査で事実を認め、夏場所12日目から途中休場した。事実を認めたことで、コンプライアンス委員会が本格的な事実関係の調査を進めている。