横綱白鵬(36=宮城野)が、大関照ノ富士(29=伊勢ケ浜)との全勝対決を制して、45回目の優勝を飾った。進退をかけて臨んだ場所で、結果を出した。

-全勝優勝

白鵬 最高です。

-照ノ富士との一番は

白鵬 右膝がボロボロでいうこときかなかった。この一番にすべてをかけよう。気合入れていきました。

-感情が爆発した

白鵬 まさか、この年で全勝優勝できるなんて場所前は思わなかった。本当にホッとしています。

-序盤は

白鵬 取りこぼししない。ギリギリで勝っていったことがこの優勝につながったと思う。

-千秋楽の表情は

白鵬 ま、このことでしょう。勝ってよしという気持ちになった。戦える気持ちになりました。

-進退かける場所だった

白鵬 本当に肉体的、精神的にも追い込まれた状態だった。この名古屋で15年前、新横綱できている。初心というか、そういう気持ちで臨めたのが、結果を含めて、これで進めるのか。進退というのはあまり理解できなかったが、6月に入って進めるのか止まるのか、考えてこれまでまた進める。よかったです。

-一番の支えは

白鵬 3月に手術してドクター、家族、いろんな人にサポートしてもらってこられた。感謝しています。

-家族も涙

白鵬 近い距離で見てくれて、4歳の娘がパパお相撲さんと理解してくれて、それをようやく見せることができた。覚えてくれればいいですけどね。

-手術を受けてよかったか

白鵬 もう2度と土俵に上がれないんじゃないかと思った。よかったです。

-過去の優勝と

白鵬 この目標とモチベーション。大鵬さんの32回超えた後は積み重ね、徳を積んでいくことができた。

-今後の目標は

白鵬 これで(横綱)899勝。あと1勝で900勝。あと1勝を目指していきたい。名古屋のみなさん、15日間ありがとうございました。