東序二段21枚目の琴手計(18=佐渡ケ嶽)が、同学年のライバルを倒して2場所連続の各段優勝を飾った。

アマチュア時代から対戦経験がある東序二段72枚目の花房(19=二所ノ関)と、7戦全勝同士の優勝決定戦。右前まわしを取ったものの小手投げで揺さぶられ、攻め返された土俵際。執念の突き落としで逆転した。

先場所の序ノ口優勝に続いて決定戦を制し「うれしいです。先場所は緊張していたけど、今場所は気持ちを楽に取れたと思う。(花房とは)小さい頃からずっとやっているので、負けたくない気持ちが強かった」と振り返った。「立ち合い右差すことを意識しすぎて、左を使えていなかった。残せたのは勝利への執念だと思うのでそこは大事にしたい」。

柏市の少年相撲クラブで先輩の隆の勝が、幕内で優勝争いのトップを走っている。「相撲を見て勇気をもらっている。自分が(クラブに)いたころは(隆の勝が)幕下で、胸を出してもらったりしていた。(将来的に)戦ってみたい」と話した。