大相撲の夏巡業が7日、さいたま市で行われ、かど番だった名古屋場所を途中休場した大関御嶽海(29=出羽海)が大関での2桁白星を目標に掲げた。

貴景勝、正代の大関陣らで申し合い稽古。3大関でこの日の朝に話し合いをし「巡業を盛り上げるためにやろうと。触れ合うことはできないけど、しっかり相撲を見せようと」とサービス精神によるものだった。

今巡業が名古屋場所を途中休場して以来の公の場だった。自身の部屋から新型コロナ感染者が出たため、2勝4敗で迎えた同場所7日目から休場。その後の検査で自身も陽性反応を示していた。コロナ関連での休場だったため、秋場所(9月11日初日、東京・両国国技館)も関脇には陥落せずに大関のままの見込み。自身も理解しているようで「来場所も大関として仕事を果たしたい。10番取れるようにした」と意気込んだ。