負け越しが決まっている大関正代(30=時津風)が、ようやく連敗を止めた。東前頭6枚目若元春(28=荒汐)に立ち合いで押し込まれたが、土俵際で粘って何とか突き落とした。2日目からの連敗は9でストップ。「序盤の連敗が悪い方向にいった。変に考え込んでしまった」と振り返った。

大関史上最速の9日目に負け越しが決まり、連敗は9まで伸びてしまった。それでも出場を続け、ようやくのトンネル脱出。「負け越しが決まっているので思いきり最後まで取れたと思う」と吹っ切れていた。そして「この調子で千秋楽まで勝って締めくくりたい」と1つでも多くの白星を手にする。

かど番だった大関御嶽海が負け越し、大関からの陥落が決まった。その話題を振られると「正直、自分のことで精いっぱい。他の力士のことは気に懸けていられない状況なので」と即答して会場を後にした。かど番で迎えるご当地の九州場所に向け、残り4日の相撲が大事になる。

玉鷲が1敗対決制しV争いトップに 御嶽海は負け越しが決まり大関陥落/秋場所11日目写真特集>>