大関貴景勝(27=常盤山)が、苦しみながらも2連勝を飾った。優勝した先場所で敗れていた大関経験者の前頭正代を、立ち合いから押し込みながらも押し切れず、反撃にあった。つかまえて四つに組みたい正代の体当たりに後退。それでも距離をとり続け、いなして右に回り込みながら引き落とした。敗れて土俵に腹ばいになった正代が、ガックリと悔しがった様子が、貴景勝の辛勝ぶりを物語っていた。

貴景勝はこれで、初日の北勝富士、2日目の正代と、いずれも11勝4敗だった先場所で敗れていた相手に雪辱。横綱昇進には、今場所は15戦全勝や14勝1敗などのハイレベルな優勝という結果に加え、内容も求められる中、立ち合いで真っ向からぶつかって連勝を決めた。