前日2日目に右足首を痛め、車いすで引き揚げていた新十両の日翔志(ひとし、26=追手風)が、関取初白星を挙げた。

立ち合いで右から張って懐に入ろうとしたが、貴健斗に突き放され、そこから突き、押しの応酬。最後はまわしにこだわらず、前に出続けて押し出した。

新十両の今場所は初日から2連敗を喫した。しかも2日目の天空海戦は相手の掛け投げに、踏ん張っていた右足首を痛め、取組後は自力で立ち上がることができず、車いすで引き揚げていた。骨には異常はなく、この日は痛み止めの注射を打って出場。右足を引きずって引き揚げたが、念願の関取初白星を手にした。