序二段は7戦全勝同士の優勝決定戦で東61枚目の大凜山(20=荒汐)が、東15枚目の城間(23=尾上)を押し出して優勝した。

幕内土俵入り前の満員の館内で、大凜山は仕切りから気合をみなぎらせた。2度の突っかけも「相手がなかなか手を突かないのは分かっていた。あせらず落ち着いて、いい立ち合いができた」。自分の流れの攻めで城間を圧倒した。

2場所連続負け越しからの巻き返しだった。「最初は三段目に上がるのが目標で6番勝ちたいと。6連勝してから優勝を意識するようになった」。段階的に目標を上げて、大きな白星を手にした。

「稽古を頑張ったかいがあった。自信につながります。これでゆっくり眠れると思うとうれしい」。来場所の目標を「次は幕下に上がることですが、まずは勝ち越したい」と話した。

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