生粋のサッカー好きで知られる大相撲の元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(43)が、渦中の人物に同情を寄せた。

4日、東京・両国国技館で行われた元大関栃ノ心のレバニ・ゴルガゼさんの断髪式に出席してはさみを入れた後、報道陣の取材に応じた。「俺も昔サッカーをやっていたけどね」と、前夜にイランに敗れてアジア杯準々決勝で敗退した日本代表について話し始めた。4強入りしたイランの強さをたたえながらも、性加害疑惑報道を受けて日本代表から離脱したMF伊東純也(30=スタッド・ランス)については「騒動がどうなのか分からないけど、伊東純也がかわいそう。俺もサッカーが大好きだからさ」と思いやった。大会に合わせたような形で報じられたことについてもやり切れないを思いを代弁し、「訴えるのならば、決勝に終わった後に訴えればいいじゃん」と主張した。

現役時代に2度対戦した盟友の元栃ノ心については「よく春日野(部屋)で稽古した時に上半身と下半身がすごくデカかった」と同じ土俵で戦った外国出身力士として誇らしげに話していた。

【アジア杯】田嶋幸三会長、伊東純也離脱と日本代表敗退とは関係がないと私見述べる