日本相撲協会は26日、大相撲春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)の新番付を発表した。

日本相撲協会が発表した、部屋別・出身地別の集計表によれば春場所の力士総数は、初場所から新設された音羽山部屋(元横綱鶴竜)を含めた全45部屋に、初場所から5人減って594人が所属する。初場所の500人台は、79年春場所(585人)以来、約45年ぶりのことだったが、600人割れは今場所も変わらない。では部屋別、出身地別のナンバーワンはどこか…。データを紹介します。

【部屋別力士数】

先場所に続き、九重部屋がトップを維持したが、佐渡ケ嶽部屋も24人で並んだ。22人の高砂部屋が3位で、21人の木瀬部屋と追手風部屋が4位タイ。二所ノ関部屋と伊勢ケ浜部屋が20人で続き、ここまでが20人超え。

さらに玉ノ井部屋と出羽海部屋が19人で続き、境川部屋と宮城野部屋の18人までがトップ10となっている。さらに17人で式秀部屋、高田川部屋、時津風部屋が続き、15人タイで春日野部屋、八角部屋、立浪部屋の16人が続く。15人超えは荒汐部屋、阿武松部屋を加えた19部屋となる。

この中で、伊勢ケ浜部屋は力士20人中6人が関取(幕内5人、十両1人)で、関取輩出率は30%の高さ。力士15人以上の部屋の中で関取輩出率はナンバーワンを誇る。追手風部屋(幕内5人、十両1人)と木瀬部屋(幕内・十両各3人)も力士21人中6人が関取で輩出率が28・6%と高水準をキープしている。高田川部屋(23・5%)、境川部屋(22・2%)も関取輩出率が20%を超えている。

参考までに力士数5人以上15人以下の部屋でみると、力士数9人の所帯ながら2人が関取の常盤山部屋も22%と高い。ちなみに片男波部屋は力士4人中、玉鷲と玉正鳳が関取で“関取輩出率50%”で、錦戸部屋も力士が十両の水戸龍と序ノ口2人の3人だけで33%となっている。

関取輩出数では、6人を擁する前述の伊勢ケ浜部屋と追手風部屋、木瀬部屋がトップ。境川部屋(幕内3人、十両1人)と高田川部屋(幕内と十両各2人)が4人で続き、関取3人は佐渡ケ嶽部屋(幕内2人、十両1人)、二所ノ関部屋(幕内1人、十両2人)、立浪部屋(幕内2人、十両1人)の3部屋。関取2人は10部屋ある。なお関取不在の部屋は12部屋。

力士数の最少は、新興の音羽山部屋の2人で、水戸龍が奮闘する錦戸部屋は3人。前述の“関取輩出率50%”の片男波部屋も4人の少数精鋭だ。なお、力士数1ケタは初場所から1部屋増えて16部屋となっている。

【出身地別力士数】

ここ数年の傾向で、日本全国の人口比率に準じている順位に、ほとんど変動はない。1位は、47都道府県で唯一の50人超えとなっている東京都が51人でトップ。以下<2>先々場所で三役に3人が名を連ねた埼玉県31人<3>名古屋場所開催の愛知県29人<4>大関貴景勝も出身地の兵庫県28人<5>新大関琴ノ若が出身の千葉県と、春場所開催の大阪府の26人<7>神奈川県25人<8>九州場所開催地の福岡県、正代の出身地の熊本県、相撲どころの鹿児島県、横綱照ノ富士や現役2大関らを輩出したモンゴルの各20人と続き、ここまでが20人超え&トップ10となっている。

以下は、<12>静岡県19人<13>幾多の横綱を輩出した相撲どころの北海道17人<14>若元春が出身地の福島県と、横綱稀勢の里を輩出した茨城県15人が並ぶ。北海道同様、やはり多くの名力士が誕生し、明治時代から関取輩出を続けている相撲どころの青森県は、2ケタ10人をキープして20位タイ。それでも、関取は4人おり“相撲どころ”の看板は健在だ。なお47都道府県の最少は1人の鳥取県。滋賀県と佐賀県が2人となっている。

国別ではモンゴルの20人がダントツでウクライナが2人。中国、ロシア、ブルガリア、カザフスタン、フィリピンが各1人となっている。そのうちブルガリア(碧山)、カザフスタン(金峰山)、ロシア(狼雅)は、その1人がいずれも関取で“関取輩出率100%”。国を背負いながら孤軍奮闘している。

なお単純計算ではあるが、都道府県別で関取輩出率20%以上は、伯桜鵬が再十両を果たしたことで、出身力士がこの伯桜鵬しかいない鳥取県が100%でトップ。力士10人中4人が関取の青森県と石川県の40%が2位タイで並び<4>山形県と長崎県28・6%(7人中2人)<6>茨城県と福島県20%(力士15人中3人)が続き、以上の7県が20%超えとなっている。