大相撲の元横綱白鵬の宮城野親方(40)が、週刊文春、週刊新潮で、日本相撲協会を退職の意向と報じられた件について、あらためて否定した。10日、所属する都内の伊勢ケ浜部屋で朝稽古を指導後、報道陣の「退職は完全にないということか」の問いに「はい。頑張ります」と即答した。「文春オンライン」と報じられた前日9日も「協会を離れる気持ちはないか」との問いに「はい」と答えていた。同日、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)も「知らない。聞いてない。ウソだろ」と、何も報告を受けていないとして、報道を否定していた。
宮城野親方をめぐっては昨年、師匠を務めていた宮城野部屋で、弟子だった元前頭北青鵬の暴力が発覚。監督責任を問われた宮城野親方は、2階級降格などの処分を受け、部屋は事実上閉鎖、昨年4月に師弟ともに伊勢ケ浜部屋に転籍していた。以降は部屋付き親方として連日、伊勢ケ浜部屋に通って後進を指導。この1年間を振り返り、宮城野親方はこの日「想像以上に勉強になった。この1年が10年、5年のような」と、収穫が大きかったと強調した。最も学んだことを問われると「たくさんある。1番とかはつけられない」と話した。
前頭伯桜鵬ら自身がスカウトし、宮城野部屋時代から育成してきた力士も少なくない。「力士も驚いたのではないか」の問いには「そうですね。だと思います」と、申し訳なさそうに静かに話した。「文春オンライン」の報道では、5月の夏場所後に退職の意向とされている。

