東前頭9枚目の安青錦(21=安治川)が、新入幕の先場所に続く2桁白星となる10勝目を挙げた。東前頭12枚目の熱海富士に、右を差して頭をつけて振り回すと、最後はもろ差しになって寄り切った。千秋楽まで優勝の可能性を残して11勝を挙げ、敢闘賞を受賞した先場所に続き、実力を示した。「止まると重い相手。粘って途中から自分の相撲になってよかった」と、胸をなで下ろした。
残すは千秋楽だけとなり、当然、疲労はあるが「(疲れは)見えないようにしている。15日間、戦うのは簡単なことじゃない。疲れたとは言わないようにしている」と、口に出さないことで、疲れがないと自らに言い聞かせているようだ。体重減にも気を使い、前夜は買ってきた肉を部屋で焼いてパワーを注入した。
2日目から8連勝し、10日目からは上位との対戦が組まれた。だが小結若隆景、関脇大栄翔、大関琴桜に3連敗。壁にぶつかった格好だが、前日13日目から再び連勝し、2場所連続の三賞受賞の可能性もある。それでも「(三賞は)自分が決めることじゃない。まだ終わっていないので、しっかり最後まで取りたい」と、気を引き締め直していた。

